2021年1月1日
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羽生田たかしWEB通信 新春号(38号)
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【新年のご挨拶】
謹んで新年のご挨拶申し上げます。
昨年1月以降のコロナ禍において、今もなお医療機関の皆様は常にその最前線として、またコロナ対応のみならず全ての疾患の治療にあたられ、我が身も顧みぬ奮闘と懸命に地域医療を支えられていることに心から感謝と敬意を表します。
このコロナ禍においての受診控えや行政事務の一部で延滞等の影響があり、医療機関等への支援は今なお十分ではありません。小児科や耳鼻咽喉科など診療科目によっては経営に困難をきたしており、今後もしっかりと地域を支える医療機関に対する追加支援や感染拡大防止対策の追加支援、医療従事者への支援と従業員を確保する為の支援などを強く求めていきます。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、また経営基盤がしっかりしない状況下での医療提供体制および医療保険制度改革では決して安心安全な医療を提供することとはできません。
また、私自身が座長を務める「医師の働き方改革及びタスクシェア・タスクシフトの在り方に関するPT」では昨年末に中間取りまとめを行いました。今度の通常国会では「社会保障制度調査会医療委員会」にて法改正が必要な職種についての法案審査となります。さらに、医師本体の上限1860時間についての対応や、A・B・Cと分けられた分類の在り方、法改正が必要ではないが各職務範囲の再確認と現状の把握、地域医療構想や臨床研修・専門研修の養成課程を通じた地域偏在・診療偏在対策と一体となり議論しなければなりません。進み方を間違えば、地域医療提供体制に大きな影響を与えかねない内容だからこそ、地域を支える医療機関や団体と綿密な意見交換やタイミング等も含めたエビデンスに基づいた丁寧な議論するべくPTにおいて引き続きの検討と議論行い、医療委員会の場でも発信して参ります。
今年も地域医療をお支え頂いている皆様の声をしっかりと国政に届けるため全力で取り組んで参りますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、皆さまにとりまして良き多い年になりますよう、また一刻も早い新型コロナウイルス収束に尽力することをお誓いし年頭のご挨拶といたします。
参議院議員
羽生田 俊
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すべての人にやさしい医療・介護を
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