American Greeting社が、母の日キャンペーンのために作成したものです。目にされた方々も多くいらっしゃるでしょう。
「世界で一番大変な仕事は何?」という問いで、企業面接構成のコマーシャルです。
このタイトルをネットで見た人たちが、ビデオチャットで面接を受けるのです。仕事の条件はたくさん挙げられています。
・24時間立ちっぱなし
・薬、調理、金融学などの専門知識が必要
・週135時間以上の労働時間
・立ったままの食事もあり得る
・祝祭日には逆に仕事量の増加
・無給
・場面によって流動的な仕事
これらのインタビューを受けた人たちの反応は、
・非人道的だ
・こんな仕事が存在するのか?
と、当然の反応が返ってきます。
インタビュアーは、さらに続けて、この仕事の重要なところは、現場監督のようなものです。
そして最後に答えを言いました。
「その仕事は、お母さんです」と・・・
このインタビューを受けた人たちの反応は、涙を流す人たちも、
自分が母親に受けてきた愛に対して「ありがとう」のメッセージを伝える人たちもいました。全員、驚きとともに、母親への尊敬・感謝の念を改めて気付かされたのです。
社会への女性の進出は進んでいますが、子育てをしながら家庭との両立は容易なことではありません。保育園に預けて働くとなると、働いた給与がほとんど保育費に消えてゆくケースも多いことでしょう。
このような状態で「たくさん子供を産みたい」と思う女性の増加が期待できるでしょうか。少子化現象が進み続けて行くのも当然のことと、多くの皆さんが思うのも理解できます。
皆さん、一緒に少子化を考えましょう。
羽生田 俊